ピザとピッツァの違いって何?

みんな大好きなピザ、家でもパーティーでも一人でも、どんなときでも食べたくなる……そんな料理です!けれどよくよく考えてみるとピザにはほかにピッツァという呼び方もあります。知ってればちょっと嬉しいその違いについてご紹介いたします!

呼び方だけ?ピザとピッツァの違い

ピザ

記事にトマトソースや具材、そしてチーズを乗せて焼いているみんな大好きな食品であるピザにはもう一つピッツァという呼び方があります。ちょっとなまった程度のように感じるかもしれませんが、この二つは実は成り立ちから違うというのを知っている人はそう多くはないです。知っているとちょっと嬉しい豆知識、ピザとピッツァの違いについてご紹介いたします。先に誕生したのは実はピッツァの方で、諸説はあるもののイタリアにあるフォカッチャに似ているパンを基盤として生まれたものとされています。フォカッチャ、よくイタリアレストランで食べることができるもちもちした食感が楽しく素朴な味わいのあのパンです。そしてそれにトマトソースを塗ったりチーズを乗せてみたりと色々な味のバリエーションをもたせたものがピッツァのはじまりです。

そしてピザはそのあと生まれており、こちらはイタリアからの移民がアメリカに持ち込んでアメリカナイズされたものとされています。本場イタリアとは違う進化を遂げていき今のピザになっていったようです。確かにピザはイタリアのものであったりアメリカのジャンクフードであったり、色々なイメージがありますが実際ピッツァはイタリア、ピザはアメリカという進化の違いがあるというのがわかります。そして別々の国で進化したこの二つは実は食べ方も違うのです!イタリアで生まれたピッツァは手で食べるのではなくナイフとフォークで切り分けて、そして一人一枚ずつ注文して食べきるものとされています。エレガントに冷めないままで円の状態のままだされたそれを切り分けながら食べる……というのがピッツァ流です。しかし必ずしもナイフとフォークで食べなくてはならない、という決まりがあるわけではなく、立ち食いのお店では道具を使わないです。

ではどうやって食べるのかというと折りたたんで食べる模様、なんだかクレープのような感じにとれます。一人で食べきれる量なのであまりサイズも大きくないのが特徴です。そしてピザ、これは複数人でわいわい食べるのがメインとなっており、ピザカッターで取り分けるビッグサイズがメインです!一枚で三人から四人食べることができ、ブロックによって乗っている具材も違ったりします。日本でもピザといえばこの様式が多いです。ニューヨークのピザ屋ではお店でカットしてくれるので、1ピースから購入が可能、複数人でも一人でも美味しく食べられるジャンクフードとなっています。食べ方の違いもこの二つにはある、というのを知っている人はそうそういないかもしれません、是非皆でピザを食べるときはこのピッツァとピザの違いについて話してみるといいかもしれないです。同じように見えて全然違う背景も進化もあるこの二つ、いままでは同じ料理と思っていた人もこれで別の料理だと思うかもしれないです。ただ共通しているの両方とも古くから愛されているメジャーなフードだということ!これからも美味しくピザ・ピッツァを味わいたいところです。

実は焼き方も違うのです!

ピザ

アメリカのピザは鉄製の大きなオーブンを使用して焼き上げられており、家庭でも簡単に作れる、そんな料理となっています。パンのように弾力があってもちもちした食感が美味しく、何枚でも食べられてしまいそうな……そんな料理です!厚い生地にたっぷりと具材をのせて食べると一口ごとにその具材の味わいが口の中いっぱいにひろがり、炭酸飲料との相性も抜群です。そしてピッツァは石窯で焼き上げられたものだけをいい、それ以外はピッツァとはいわないのです。高温の石窯で短時間で焼かれたそれは表面はカリカリで中はもっちりとした食感になります。なので、今度ピザとピッツァ、食べ比べるときは生地の違いにも注目したいところ!いまは調理器具の進化でこの二つの食感を出せるようになりつつありますが、石窯で焼いているのを売りにしているお店ではカリカリもっちり食感を、ピザはパンのような食感を楽しむのがおすすめです!製法によって名前が異なるというのもまた知っておきたい豆知識、なのでこっちの生地の食感が食べたいなあ~と思うときはピザかピッツァで選ぶと自分が食べたいほうにマッチできることもあります。より確実にカリカリもっちりが食べたい場合は石窯で選ぶとより確実です。

ピッツァの中にもある分岐

ピザ

ピッツァは古くからあるもので、アメリカでの進化に着目されている傾向はあるもののイギリスでの進化が当然あります。そしてそれは地域によっての違いとなっており、ここではナポリ形式、ローマ形式についてご紹介いたします。ナポリは伝統的なもっちり生地ですが、ローマは石窯でもじっくり長い時間をかけて焼き上げるという方法をとっています。それでできた生地はクリスピーな食感で、さっくりとビスケットのような味わいなのです。そこに具材をのせて仕上げるという方法がローマの製法です。この二つがメインですが、ピッツァにはさらに分岐があり、地域によって本当に個性があるのです。イタリアに行ったときはピッツァの食べ歩きもおすすめされるほどにその地域によって異なりますので、是非機会があればやってみるのをおすすめいたします。同じピッツァという名称なのに、全然違うものを食べているかのような、そんな楽しい気持ちになるかもしれないです。

ピザかピッツァどっちを選ぶ?

ピザ

ピザかピッツァ、どっちを選ぶ?と聞かれてもなかなか選べないものです。その日によって食べたいものの気分は違いますし、どっちを選んでも美味しいものには変わりないです。本場イタリアにとってはピザとピッツァは別の料理です。ピッツァはイタリアのもの、ピザはアメリカのもの、という区別がされています。なので日本で食べるときもちょっと頭の中ででも分けてみると違いがよくわかります。ピザを食べるときはジャンクなものを食べたいときやパーティーで食べるものを探している時、そしてちょっとおしゃれなメニューとして食べるときはピッツァという呼び分けができます。石窯で焼いている場合もピッツァという呼び方が正解です。

なので、日本にいるときにも是非恥ずかしがらずにその言葉の使い分けをしてみるといいかもしれないです。同じに見える食べ物はたくさんあり、そこで名前が違うものというのは考えてみると結構多いものです。そしてそれはただの呼び方の違いだけではなく、ちゃんと理由はルーツがあって分けられていることが多いです。その違いを知っておくとまた食べ物の見方が変わるので、より食の知識が増えていきます。こうした知識をもって食べ物を見てみると新しい発見があることも!楽しんでこうした豆知識をいれていきたいところです!日本にもたくさんの石窯の本格ピッツァが楽しめ、それはテイクアウトでも楽しめます。本格的なピッツァを自宅でゆっくり食べたいときにとってもおすすめ、味わいは本格的で、食べ方はピザの時のようにみんなでワイワイと……ということもできます。具材もお肉やシーフード、贅沢にたっぷりと四種類のチーズをのせたものまで色々あります。